司法書士
1.司法書士とは
司法書士(しほうしょし)は、法律の専門家の一種で、いろいろな法律の仕事を手伝う人のことを言います。わかりやすく説明すると、「法律のお手伝いさん」と言えます。
みんなが知っている「おまわりさん」が街の安全を守っているように、司法書士さんも、私たちの生活に関わる法律の問題を解決するお手伝いをしてくれます。
たとえば、家や土地の売買、正しい書類を作成したり、提出したりするのを手伝ってくれます。また、借金の相談や、会社を作るときの手続きも司法書士さんがサポートしてくれます。
司法書士になるには、たくさん勉強して、国家試験という大変な試験に合格しなければなりません。そして、試験に合格したら、みんなの悩みを解決するために、法律の知識を活かして働くことができます。
司法書士さんは、みんなが困らないように法律の世界で頑張って働いている大切なお仕事の一つです。
2.やりがい
依頼者に代わって登記などの法的手続きをおこなう「司法書士」は、いわば法律の専門家ともいえる職業です。
そんな司法書士のやりがいとして、もっとも大きいのが「法律の知識や手続きなどを通じて、人助けができること」でしょう。
世の中には、遺産相続に関する相談や借金トラブル、離婚に関する手続きといった“一般の方では解決できないような問題”も数多くあります。それらのような問題も、司法書士が書類を代行作成したり申請手続きをおこなったりすることで、解決へ導くことができます。
また、不動産登記、商業登記といったサポートは、司法書士しかできないことであり、依頼者の生活や仕事などを充実させることにもつながります。
3.収入
- 20代の場合
290万~480万円程度となっています。20代は経験が少ないことから、年収は低い傾向にあります。
- 30代の場合
450万~560万円程度になります。30代になると経験もあるので、年収は少しずつ高くなっていくようです。
- 40代の場合
510万~710万円程度です。40代になるとベテランの領域となり、年収額もそれに付随した金額になります。
- 50代の場合
650万~760万円程度になります。50代ともなると、好収入と呼ばれる年収になることがわかります。
4.なりやすさ
司法書士試験は、数ある国家資格の中でも「最難関資格」といえる、非常に難しい試験です。それを端的に表すのが合格率の低さです。
令和4年度の試験では、受験者数12,727名に対して合格者数は660名で、合格率は、5.2%でした。例年の合格率は4~5%程度で、少しずつ合格率が上昇傾向にありますが、それでも依然この低さです。
5.自由の時間
休日が確保できると考えてよいと思います。しかし、司法書士の数が少ない事務所や司法書士補助者の経験値が浅い場合などは、やはり業務が優先されることとなりますので、時には残業が発生することもあるでしょうし、土日祝日以外にはまとまった休みが取れないことなども大いに考えられます。なかなか休みをまとめて取れない働き方になることもあるかと思います。
0コメント